プロジェクトマネジメントにおいて、コンサルティングを受けることで目標以上の成果を実現したケースをご存知でしょうか。
「今までの対策以上、改善の余地がない」と悩み、低迷から抜け出したいと考えるマネジメントの方も多いでしょう。
ビーイングコンサルティングではTOCという経営方法をベースとした、コンサルティングを展開。
多くの導入実績があり、シャープ株式会社様やマツダ株式会社様など、多数の成功事例もあります。
今回はコンサルティングを利用するメリットと、TOCとはなにかについて解説していきます。
そして、TOC導入の成功事例も紹介。
さらなる改善を求めるマネジメントの方は、TOC導入をぜひご検討ください。
プロジェクトマネジメントのコンサルティングを利用するメリット
プロジェクトマネジメントにおいて、コンサルティングを利用するメリットは以下の通りです。
- 最新の情報を熟知している、専門家よりアドバイスがもらえる。
- 第三者の意見が聞ける。
- コンサルティングを受けることで、マネジメント層やプロジェクトチームがノウハウを得られる。
コンサルタントはプロジェクトマネジメントについて豊富な知識を持っており、さらに成功事例なども数多く知っているため、より専門的なアドバイスを受けることが可能です。
また第三者よりアドバイスを受けることで、今まで気付かなかった問題点や、発見を見つけることができます。
またコンサルティングを受けた経験をもとに、組織の従業員がノウハウを覚え、今後のプロジェクトマネジメントへ継続してノウハウを生かせます。
コンサルティングはもちろん有料ですが、企業の成長を視野に入れると、確実に受ける価値のあるサービスです。
TOCに基づいたプロジェクトマネジメントのコンサルティングとは
弊社では今までの改善点とは異なる改善点を提示し、今までの改善のさらに先を目標とします。
TOC(制約条件の理論)に基づいたコンサルティングを行い、改善の道を見つけ出すことが可能です。
導入実績も多数あり、改善効果が期待できるTOCをベースにしたコンサルティング。
まずはTOCとは何かについて解説していきます。
TOCとは
TOCとは日本語で「制約条件の理論」と言います。
英語表記では「Theory of Constraints」と表記し、アルファベット頭文字を取ってTOCです。
イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士が生み出した経営理論であり、業種・業界問わず導入されています。
TOCでは組織やプロジェクト全体のパフォーマンスを妨げている、制約に向けて徹底的に働きかけます。
制約とはなにか、次の章で見ていきましょう。
制約とは
TOCではどのような複雑なプロジェクトも、ある特定の要素によってパフォーマンスが決定づけられていると考えます。
ある特定の要素を、制約と言います。
自動車生産工場のラインを例に、解説していきましょう。
下記の自動車生産ラインにおいて、1時間当たりに生産できる台数は何台でしょうか?
- プレス工程;20台/1時間あたり
- 塗装工程;8台/1時間あたり
- 組み立て工程:12台/1時間あたり
- 検査工程:30台/1時間あたり
答えは8台です。
上記の生産ラインにおいて、2の工程以外の1時間当たりの生産性が向上したとしても、1時間あたりに製造できる全体の台数に影響はありません。
TOCでは工程2を全体のパフォーマンスを決定づける特定の要素とし、制約と呼びます。
制約に対し徹底的に働きかけ改善することで、組織やプロジェクト全体のパフォーマンスを向上させるのです。
従来のマネジメントとの違い
従来のマネジメントとTOCの違いは、制約と制約以外の要素を明確に切り離して考えます。
従来の経営方法は、前章の自動車生産ラインの例を引用すると、1~4の全工程に対して最適化を図ります。
対してTOCでは、制約である工程2のパフォーマンスを最適化し、全体のパフォーマンスを向上させるのです。
パフォーマンスの原因となっている工程を見つけ、明確に区別し対処します。
ひとつの制約を改善した後は、別の制約が出てきます。
制約をピックアップしていき改善を繰り返すことで、継続的な成長も見込むことが可能です。
コンサルティング以外でプロジェクトマネジメントを学習する方法
コンサルティング以外でプロジェクトマネジメントを学習する方法で、セミナーがあります。
セミナーを受ける主なメリットについては、以下の通りです。
- その場で質問ができる
- 最新の情報が学べる
その場で質問ができる
独学でプロジェクトマネジメントを学習することも可能ですが、講師や質問できる相手が居ない場合、疑問が解消されずに残ってしまいます。
しかしセミナーでは、受講中や受講後などに質問できるため、疑問点を解消し次の学習に進めむことが可能です。
特にTOCについては専門性が高く、独学だけでは完全な取得は難しいでしょう。
セミナーでは専門家が具体例を交えて講義をするため、深く学べます。
最新の情報が学べる
業界の専門家がセミナーでは講義をするため、最新の知識や、最新の情報について知れることがあります。
第一線で活躍している専門家から得られる、新鮮な情報は実践に役に立つでしょう。
常に知識や情報を更新することで、より現場で役に立つ能力を得られます。
実践で役立つ情報を手に入れ、市場に置いて行かれないようにしましょう。
ビーイングコンサルティングでは、セミナー情報を常に更新しています。
ご希望の方は、「セミナー情報」をご確認ください。
プロジェクトマネジメントの改革を!コンサルティング成功事例3つ
続いて、弊社のコンサルティング成功事例を紹介します。
TOC導入により、プロジェクトや組織のパフォーマンスを圧倒的に改善したケースも多いです。
各自、解説していきます。
シャープ株式会社様
シャープ株式会社様はTOCの導入により、開発リードタイムの30%短縮に成功しました。
半年という短期間で、成し遂げた成果です。
TOC導入前は、目の前にあるプロジェクトをこなすことで精一杯で、将来へ向けたに時間をあてる余裕がありませんでした。
しかしパフォーマンスを妨げている原因である制約を特定し、働きかけたことで開発リードタイムを30%短縮できたため、新規開発事業へリソースをあてる余裕が出たのです。
さらに遅延リカバリーへの投資も削減し、品質も安定しました。
マツダ株式会社様
マツダ株式会社様はTOCの導入により、開発期間を50%も短縮しました。
年々増す技術の複雑さと、高度化に精一杯であったマツダ株式会社様はTOC導入を決定。
TOCをベースにしたプロジェクト管理方法「CCPM」を用いて、危険な状況を把握しマネジメント対策を実行しました。
TOCとCCPMの導入によりイノベーションが加速され、現在ではマツダ株式会社様の企業文化となっているそうです。
東芝デジタルソリューション株式会社様
東芝デジタルソリューション株式会社様はTOCの導入により、完成品在庫の68%削減を達成しました。
従来の経営方法・改善方法に限界を感じた東芝デジタルソリューション株式会社様は、2,015年にTOCの有効性を検証。
翌年の2016年より適用範囲を拡大し、短期間に当初の目標以上の成果を実現しました。
完成品在庫の削減以外にも、POCにおけるリードタイムは40%短縮し、製品リードタイムも41%短縮。
組織内のコミュニケーションも改善したそうです。
まとめ:コンサルティングの活用でプロジェクトマネジメントに改革を
今回は、コンサルティングを利用するメリットについて解説しました。
コンサルティングを受けることで、経験豊富な専門家よりアドバイスを受けることが可能です。
さらに弊社が用いる経営方法、TOCについても解説。
TOCでは制約条件に働きかけることで、全体のパフォーマンスを向上させます。
現在のプロジェクトの改善を実現したい方は、ぜひ弊社のコンサルティングサービスをご検討ください。
TOCについての資料は、下記よりダウンロードが可能です。