「DXのおすすめ資格は何だろう」
「社内の人材にDXの資格を取得させる時はどういった点に注意すべきか」
こんな疑問をお持ちでないですか?
本記事では、DXのおすすめ資格13選をご紹介いたします。
この記事を読めば、社内の人材がDXの資格を取得する際の注意点についてもわかるようになります。
DXについての知見を深めることでキャリアの選択肢を広げたい人は、自分に必要なスキルが身に付く資格を取得できるように、さっそく勉強を始めてみましょう。
DXの資格13選
数あるDX関連の資格の中でも取得すべき資格が13種類あります。
そんなDXの資格は「DXのスキルが直接問われる資格3種類」と「DXに役立つおすすめの資格10種類」の大きく2つに分けられます。
DXのスキルが直接問われる3つの資格
DXのスキルが直接問われる資格として次の3つが挙げられます。
- DX検定
- デジタルトランスフォーメーション検定
- +DX認定資格
以下では、さらに詳しく見ていきます。
DX検定
DX検定は「DXに関連したビジネスやIT最先端のトレンドについて問われる資格」です。
日本イノベーション融合学会が実施しています。
そんなDX検定は「DXプロフェッショナル(800点以上)」「DXエキスパートレベル(700点以上)」「DXスタンダードレベル(600点以上)」の3段階に分かれています。
企業のDX導入に関わる仕事をしている人におすすめの資格です。
デジタルトランスフォーメーション検定
デジタルトランスフォーメーション検定は「IT分野のトレンドに関する知識が問われる資格」です。
取得することで、クラウド・セキュリティ・AI・IoT・ビッグデータといったDXのスキルを証明できます。
そんなデジタルトランスフォーメーション検定を主催している全日本情報学習振興協会は、DX推進アドバイザーの検定も実施しています。
+DX認定資格
+DX認定資格は「DXをこれから学びたい初心者におすすめの資格」です。
+DX認定資格に合格すれば、デジタルトランスフォーメーションに対する理解が深まり、DX推進のプロジェクトに携われるようになります。
DXに役立つおすすめの資格10選
DXに役立つおすすめの資格として次の10つが挙げられます。
- AWS認定試験
- ITコーディネーター試験
- ITストラテジスト試験
- AI実装検定
- プロジェクトマネージャー試験
- Python3エンジニア認定試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- ITパスポート
- 基本/応用情報技術者試験
- データスペシャリスト試験
以下では、さらに詳しく見ていきます。
AWS認定試験
AWS認定試験は「アマゾンウェブサービスを活用してアプリ開発するスキルがあることを証明できる資格」です。
取得すれば、クラウドの専門スキルを身に付けているエンジニアとしてDX推進に携われるようになります。
ITコーディネーター試験
ITコーディネーター試験は「企業がDX推進をする際に必要なITの知識やスキルを問う資格」です。
ITストラテジスト試験
ITストラテジストは「IT技術だけではなく、経営やシステム戦略といった経営者の視点から知識やスキルを問う資格」です。
そのため、DX関連のプロジェクトの中で最も上流の工程を担う人材向けの資格だと言えます。
試験は「セキュリティ」「システム戦略」「経営戦略マネジメント」「事業環境分析」の4分野から出題されます。
AI実装検定
AI実装検定は取得することで「DX推進に必要な業務がAIによる自動化で効率化させられるかどうかを判断できるようになる資格」です。
プロジェクトマネージャー試験
プロジェクトマネージャー試験は「DX推進のプロジェクトを進めている人材なら取得しておきたい資格の1つ」です。
プロジェクト全体の管理や進捗のチェック、一人ひとりのメンバーとやり取りするプロジェクトマネージャーは、DX推進をする上で欠かせない存在だと言えます。
Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は「機械学習やビッグデータを扱っているため、Pythonエンジニアを目指している人におすすめの資格」です。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は「インフラエンジニア必須の資格」です。
取得することで、DXの基盤となるネットワークやセキュリティの構築スキルが身に付くため、DX関連のおすすめ資格として選びました。
ここまで見てきた7つのDXの資格はすべて民間の資格でしたが、以下では3つの国家資格もご紹介いたします。
ITパスポート
ITパスポートは「経済産業省が認定したITに関する基礎的な知識があることを証明できる資格」です。
近年の合格率は50%前後を推移しており、そこまで難しい試験とは言えません。
そのため、IT未経験の人や初心者に取得することをおすすめします。
基本/応用情報技術者試験
基本/応用情報技術者試験は「テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3つの分野が出題される資格」です。
取得すれば高度なIT人材であることを証明できるため、IT系エンジニアなら取得しておきたい資格です。
データスペシャリスト試験
データスペシャリスト試験は「高度情報処理技術者試験の中でもレベル4に設定される難易度の高い資格」です。
DX推進に携わりたいエンジニアは取得に向けて勉強しましょう。
DXの資格を社内の人材に取得させる際の4つの注意点
DXの資格を社内の人材に取得させる際には、次の4つの点に注意しましょう。
- 誰が資格を取得するか決める
- 資格を取得する目的を明確にする
- 研修を実施する
- 社内の制度を整える
以下では、さらに詳しく見ていきます。
誰が資格を取得するか決める
DXの資格を社内の人材に取得させる際には、誰が取得するか前もって決めましょう。
なぜなら、DX人材としての適性がある人にだけ推奨したほうが効率的だからです。
すべての社員に資格の取得を推進すると、DX人材としての適性がない人の分まで費用と時間の面でコストがかかってしまいます。
DXの資格を社員に取得させるのであれば、DX推進に向いている人材に推奨しましょう。
資格を取得する目的を明確にする
DXの資格を社内の人材に取得させる際には、資格を取得する目的を明確にしましょう。
「自分が何のために資格を取得するのか」といった最終的な到達点が見えていれば、社内のDX推進がさらに活発化するはずです。
逆に、資格を取得した先の未来がどうなるのか不明瞭であると、従業員の勉強に対するモチベーションも一向に上がりません。
社内でDX推進するためにも、資格を取得する目的は従業員に前もってアナウンスしておきましょう。
研修を実施する
DXの資格を社員に取得させる際には、研修を実施しましょう。
その際、社内外から寄せられた要望に応じる形で研修を実施すれば、幅広い顧客のニーズに応えられるようになります。
また、DXに適性のない人材を除いて適性のある人材にだけ研修を行うことで、効率よくDX推進につなげられます。
社内の制度を整える
DXの資格を自社の従業員に取得させる際には、社内の制度を整えましょう。
会社が資格の申し込み費用などを肩代わりすれば、社員の経済的な負担を軽減します。
また、DXの資格に合格した社員へ基本給にプラスして報酬を与えるインセンティブ制度は、資格の取得に対するモチベーション向上つながるでしょう。
まとめ:DXの資格は自分に必要なスキルが身に付くものを取得しましょう
今回はDXのおすすめ資格13選をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
DXの資格には「DX検定」「デジタルトランスフォーメーション検定」「+DX認定資格」の3つと「AWS認定試験」「ITコーディネーター試験」「ITストラテジスト試験」「AI実装検定」「プロジェクトマネージャー試験」「Python3エンジニア試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「ITパスポート」「基本/応用情報技術者試験」「データスペシャリスト試験」の10つがあります。
DXについての知見を深めることでキャリアの選択肢を広げたい人は、自分に必要なスキルが身に付けられるように、資格の取得に向けた勉強をさっそく始めてみてはいかがでしょうか。
また、企業のDX推進はプロジェクト組成をして進めます。
DXに関する知識を持つ人材がいるかどうかだけでなく、プロジェクトを円滑に進めることも重要です。
プロジェクトを遅滞なく効果的に進めるポイントを下記資料に記載しています。
是非ダウンロードしてご覧ください。