プロジェクトマネジメントを担当されている方なら、一度は「CCPM」について触れたことがあるかもしれません。
CCPMはプロジェクト管理にとても有効なマネジメント手法です。
そんなCCPMの企業への導入を成功に導いているのが、私たちビーイングコンサルティングです。
今回の記事ではCCPMの解説から、ビーイングコンサルティングの実績まで、読者の皆さまの業務改善に役立つ情報をお届けします。
CCPMについて理解しておこう
プロジェクト管理や業務改善に有効なのは理解しているけれど、明確にCCPMについてしっかり理解できている方は意外と少ないもの。
ここでは、そもそもCCPMってどういうものなのか、丁寧に解説していきます。
基本となるTOCの考え方について
CCPMは実は「TOC」というマネジメント手法の中に含まれている考え方のひとつです。
CCPMの正しい理解には、まずTOCについて知ることが大切になります。
TOC(Theory of Contraints)は、日本語に訳すと「制約条件の理論」です。
制約条件に対して集中的に改善を行うことで企業の業績を改善しよう!という考え方のマネジメント手法になります。
制約条件とは、組織のパフォーマンスの鍵を握っているごく一部の要素のことです。
課題の根本原因となっている制約条件に絞って対策をとることで、少ないコストと時間で最大の改善効果を得るために用いられています。
では、TOCの中のCCPMとは一体どんな手法なのでしょうか?
CCPMはプロジェクト管理に役立つ手法
CCPMは、TOCの中でもプロジェクト管理に特化した改善手法です。
CCPMはクリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントの略語で、プロジェクトの工程表の中でも最長の経路である「クリティカルチェーン」に着目し改善を行っていきます。
主な目的のひとつは、不測の事態などが生じた場合も安定的に納期を守ることです。
主に下記の4項目を実践しながら改善を進めます。
- プロジェクト全体の進捗の把握
- 遅延の危険性の可視化
- タスク優先度の明確化
- 適切なリソースを投入のコントロール
正しく導入すれば、CCPMはスピーディかつローコストでプロジェクト管理の改善を行えるのですが、知識ゼロから導入を始めると思い通りにいかず、挫折してしまう例も少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、コンサルティングを活用したCCPMの導入です。
私たちビーイングコンサルティングは、TOCやCCPMの企業への導入において数多くの実績を持つコンサルティング企業です。
以下で、ビーイングコンサルティングについて詳しくご紹介していきます。
ビーイングコンサルティングの主な事業
私たち「ビーイングコンサルティング」は、コンサルティングを活用したCCPM導入において、大きな成果をあげています。
実際にTOCやCCPM導入支援でどのようなサービスを提供しているのかも含め、解説していきます。
ビーイングコンサルティングは、株式会社ビーイングの「TOCコンサルティング事業部隊」からスタートしました。
ビーイングが2004年にTOCを導入し、有用性を実感したことをきっかけで、同様の悩みを抱える組織を支援するため発足した部署です。
2019年には株式会社ビーイングのグループ会社「株式会社ビーイングコンサルティング」となり、マネジメント変革、業務改善、経営改善と多岐に渡る支援事業に業務を拡大してきました。
TOCを活用した業務改善のプロとして、組織規模を問わず幅広い業種へのコンサルティングサービスを提供し続けています。
TOCを使用したコンサルティングの実施
ビーイングコンサルティングの最大の特徴は「TOCを使用したコンサルティング」を提供している点にあります。
TOCに関する深い知識と、日本での数多くの導入実績をベースに、練り上げられた独自のナレッジを用いたオリジナルなコンサルティングが魅力です。
確立した手法をお客様の環境に丁寧に落とし込み、業態や組織規模を問わず導入を成功に導いています。
ビーイングコンサルティングのコンサルによって、プロジェクト開発・管理、生産業、小売業などあらゆる分野の効率化、生産性の向上が期待できるのもポイント。
現在も多くの企業にコンサルティングサービスを提供しています。
CCPMツールの導入支援
どっしりと腰を据えたコンサルティングだけでなく、各種講習プログラムが用意されることで実践的な知識をシェアしているのも、ビーイングコンサルティングの大きな特徴です。
プログラムの内容はTOCやCCPMに関することから、改善プロセスを体験できるセミナーやワークショップなど多岐に渡ります。
また、CCPMを用いた業務改善ソフト「BeingManagement3」を活用するための講習は、現場で直面する様々な課題を解決し、納期遵守率向上、リードタイム短縮および余剰キャパシティの有効活用を実現するため学びを得られるプログラムになっています。
このように、ソフトの実際の使用方法をレクチャーしながら使える人材を養成していくといった、TOCやCCPMに関する本格的な学習コースも充実しているのです。
コンサルティングを依頼する前に検討したい!という方はまずセミナーや講習でCCPMに触れることから始めるのもおすすめです。
ビーイングコンサルティングによるCCPM導入事例
本当にコンサルティングの効果はあるのか?とまだまだ疑問の方も多いと思います。
実際にビーイングコンサルティングがコンサルを行った例を見ていきましょう。
ビーイングコンサルティングが担当したたくさんの実例の中から、今回はプロジェクト管理にまつわる3例をご紹介します。
シャープ株式会社での導入事例
ビーイングコンサルティングによるコンサルを受ける前、シャープ株式会社では売上高や利益の減少を抱えていました。
そこでTOCとCCPMを用いて、抱える問題と制約条件を丁寧に洗い出しながら、社員と一丸となったコンサルティングが行われました。
結果として、以下の大きな成果をあげています。
- 導入開始から1年の間に、ソフトウェア部門の開発リードタイムの大幅削減に成功
- お客様からの指摘件数を20%削減し顧客満足度も向上
- バグの収束タイミングの25%前倒しに成功し、安定した納品が可能に
オリンパス株式会社での導入事例
ビーイングコンサルティングによるコンサルを受ける前、オリンパス株式会社では医療機器開発プロジェクトや大規模プロジェクト特有の難易度の高さから、納期を遵守することの難しさに直面していました。
そこで、プロジェクトに関わる一人ひとりがTOCやCCPMの導入に前向きに取り組めるよう練り上げたコンサルティングが行われました。
結果として、以下の成果をあげています。
- プロジェクト全体の進捗状況を誰が見ても一目で把握できるように
- タスクの遅延、問題対策の滞留によるプロジェクト全体への影響が明確に
- 組織全体として今取り組むべきタスクが明確に
- 依存関係を意識しながらタスクの洗い出しを行い、ダブルチェック体制を確実なものにした
- 全体を俯瞰したネットワーク図を作成し、チームごとの繋がり明確に
- クリティカルチェーンが明確になり、重要な制約の見える化に成功
- クリティカルチェーンを見直すことで、プロジェクト全体の長さ短縮に成功
アルパイン株式会社での導入事例
ビーイングコンサルティングによるコンサルを受ける前、アルパイン株式会社ではITプロジェクトでありがちな、要件の変化や緊急案件の飛び込みによる工程遅れ、工程の遅延による後続作業の停滞など様々な問題を抱えていました。
そこで、TOCやCCPMを用いて問題を早期発見するための方法を確立するなど、起きていることの見える化を徹底するコンサルティングが行われました。
結果として、以下の成果をあげています。
- 徹底した見える化を行うことで、全体状況が分かるように
- 報告頻度の増加によりフィードバックも増加、情報共有が盛んに
- TOCおよびCCPMの理解者が増加し、プロジェクト管理準備がスピードアップ
- 活動状況と結果の数字化 ・評価指標の共有など評価を可視化
- 完了数、遵守率の大幅アップ
ビーイングコンサルティングによるセミナーを紹介
ここでは、一例として実際に行っているCCPMについてのセミナーをご紹介します。
今回ご紹介するのは「【上流から下流までCCPMで】スタンダードCCPM&上流プロセスCCPM」という名前のセミナーです。
内容は、プロジェクトの上流プロセスと下流プロセスでは、解決しなければならない問題が異なることに注目し、上流と下流を切り分けて考えることでより精度の高い改善を目指す、というもの。
従来のCCPMと、ビーイングコンサルティングが提案する上流プロセスCCPMを組み合わせた改善についてプロが実践的な解説を行いました。
開催時にはWeb会議システムを使用し、全国どこからでもオンラインで参加できるセミナーとして、多くの方に参加していただきました。
さらに、参加費用は無料!
気軽に参加できる間口の広さも、ビーイングコンサルティングのセミナーが好評な理由のひとつです。
まとめ:コンサルティングを活用してTOCの導入を成功させよう!
今回はCCPMの解説と、ビーイングコンサルティングのコンサルティングの実績をお伝えしてきました。
プロのコンサルティングを受けることで、CCPMの導入をよりスムーズに行うことができます。
ビーイングコンサルティングは、豊かな経験と実績でプロジェクト管理改善を成功に導きます。
ご興味お持ちいただけた方は、ぜひ下記無料資料よりご検討ください。