プロジェクトの業務効率化が思うように進まず、TOCの導入を検討しているプロジェクトマネージャーの方も多いのではないでしょうか。

プロジェクトを成功に導くためには、タスク管理や社員の労働環境を把握する必要があります。

TOCは「制約条件の理論」とも呼ばれ、企業の効率やパフォーマンスを阻害する「ボトルネック」に注目し、集中的な改善と見直しをする手法です。

しかし、TOCとはどのようなものか理解しているつもりでも、自社でどのように取り組むべきか悩むこともあるでしょう。

とはいえ、専門的なTOCを独学で習得するのは難しいため、セミナーを活用することをおすすめします。

TOCセミナーを受ければ、業務が遅れる課題を根本から改善でき、余裕をもってプロジェクトを進められるでしょう。

この記事では、おすすめするTOCセミナーを5つと受講するメリット、選び方について解説します。

TOCセミナーのおすすめ5選

おすすめするTOCセミナーは、次の5点です。

  • 株式会社JQUALIA「TOC研修」
  • 株式会社グローバルテクノ「TOC入門コース」
  • 日本TOC協会「最新実践事例セミナー」
  • たくらみ屋「第2回やおやおTOC」
  • ビーイングコンサルティング「TOCベーシックコース」

TOCセミナーはさまざまな種類があり、講師から話を聞くものから体験しながら学べるもの、なかには数日間から数週間に渡って研修をするものまであります。

どの企業も定期的にセミナーや研修が行われており、今回紹介するものは、数あるセミナーの中の一例です。

本格的にTOCを使って取り組みたい場合は、セミナーが開催されていないか定期的に確認しておきましょう。

①株式会社JQUALIA「TOC研修」

初めに紹介するTOCセミナーは、株式会社JQUALIA(ジェイクオリア)が開催する「TOC研修」です。

「TOC研修」は、ダイスゲームを通して疑似体験をすることで、自社の課題と解決策を探っていきます。

ダイスゲームでは、6人1組になり製造工場を運営するイメージでTOCの基礎を習得します。

参加者全員で「業務フロー図」を作成し、客観的に問題点や解決策を見つけ、話し合いながら検討するのが特徴です。

全員が自由に発言することで、他のメンバーの意見をもとに具体的な解決策を考え出せます

研修は2日間に渡って行われます。

出張セミナーや一日研修など、各要望に合わせて相談可能です。

セミナー名 TOC研修
インストラクター 田中滉一郎
(株式会社JQUALIA代表)
参加費用 38,000円(材料費・昼食含む)
会場 〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町2丁目5ー8 船場ビルディング216号
開催予定日 2023年1月21日(土)~22日(日)
運営会社 株式会社JQUALIA(ジェイクオリア)
公式サイト https://jqualia.jp/

②株式会社グローバルテクノ「TOC入門コース」

2つ目に紹介するTOCセミナーは、株式会社グローバルテクノの「TOC入門コース」です。

TOC入門コースでは、企業内のセミナーとなっており期間は1日です。

費用や日程調整・研修プログラムを株式会社グローバルテクノと相談し、決定します。

代表的なTOCツールの概要やTOCの考え方を、ゲームやケーススタディーで習得できる研修です。

TOC入門コースのほかにも次のようなセミナーがあり、TOCについて体系的に学べるメリットがあります。

  • ドラムバファロープ基礎コース:TOCの代表的ツール「ドラムバッファロープ」の基礎技術
  • クリティカルチェーン基礎コース:TOCの代表的ツール「クリティカル・プロジェクトマネジメント」の基礎技術
  • スループット基礎コース:TOCの代表的ツール「スループット計算」の基礎技術
  • 思考プロセス基礎コース:TOCの代表的ツール「対立解消図」と「5つのツリー」の使い方
セミナー名 TOC入門コース
インストラクター 株式会社融合経営講師 飯塚昇
(飯塚革新コンサルティング代表)
参加費用 内容や日時・人数による
会場 出張研修
開催予定日
運営会社 株式会社グローバルテクノ
公式サイト https://efmc.jp/toctraining/

③日本TOC協会「最新実践事例セミナー」

3つ目に紹介するTOCセミナーは、日本TOC協会の「最新実践事例セミナー」です。

最新実践事例セミナーはオンラインセミナーで、料金は無料です。

TOCの問題解決手法の解説と最新実践事例の紹介を定期的に行っており、プロジェクトマネジメントの現役コンサルタントがインストラクターを務めます

具体的な内容は次の通りです。

  • はじめてのTOC・振り返るTOC
  • はじめてのCCPM
  • CCPM推進事務局の確立と組織的展開事例(初公開実践事例)
  • 初めてのアジャイルCCPM
  • アジャイルのCCPM適用事例(初公開実践事例)

過去には、TOCの実践コース(有料)も開催していたため、今後もセミナーが開催されることが期待できます。

日本TOC協会は会員制で、入会するとTOCの最新情報やセミナー・研究会への参加が可能です。

また、日本TOC協会が主催するイベントの情報をいち早く手に入れられるほか、会員割引価格で学べます

セミナー名 最新実践事例セミナー
インストラクター
参加費用 無料
会場 オンライン
開催予定日 定期開催
(最終開催日2022年12月8日)
運営会社 日本TOC協会
公式サイト https://japan-toc-association.org/

④たくらみ屋「第2回やおやおTOC」

4つ目に紹介するTOCセミナーは、たくらみ屋セミナー事務局が開催する「第二回やおやおTOC」です。

下記のセミナーは一例で、オープン研修や社内研修、複数社で合同研修をすることも可能です。

1日または2日をかけて、TOC理論の解説とゲーム形式によるセミナーが受けられます。

TOCを活用し成果を出せる組織育成の研修で、6人1組の体験型ゲームによって学習できるのがポイントです。

セミナー内容は次の通りです。

スケジュール セミナー内容
1日目 ・戦略MQ会計講義
・TOCゲーム(1)
・自己紹介
・TOCゲーム(2)
・講義「DBR理論の基礎」
・TOCゲーム(3)
・講義「ボトルネックの徹底活用」
・交流会
2日目 ・前日振り返り
・TOCゲーム(4)
・昼食
・TOCゲーム(5)
・事例発表
・業務フロー発表
・まとめ
・感想文の提出

研修方法や内容により費用が異なるため、申し込みの際は確認が必要です。

セミナー名 第2回やおやおTOC
インストラクター 森本繁生
(ソフトパワー研究所認定TOC最上級インストラクター)
参加費用(税抜) 初心者コース:30,000円/1名
現場実践者コース:58,000/1名
※昼食費込み、宿泊交通費・懇親会等飲食費は別
会場 〒581-0803
大阪府八尾市光町2ー60 リノアス8F(みせるばやお)
開催予定日 2023年1月10日(火)~11日(水)
運営会社 株式会社たくらみ屋
公式サイト https://takuramiya.com/

⑤ビーイングコンサルティング「TOCベーシックコース」

5つ目に紹介するTOCセミナーは、ビーイングコンサルティングの「TOCベーシックコース」です。

TOCベーシックコースは、10名以上の法人向けの研修をオンラインで受けられます。

研修は全3回に分かれており、具体的な内容は次の通りです。

  1. TOCとは:TOCとは何か、基本的な概念とフレームワークについて
  2. 思考プロセス:TOC流の問題解決と手法・思考プロセスについて
  3. S&Tツリー:組織運営におけるTOCの奥義とS&Tについて

一般的なオンラインセミナーとは異なり、サイト内に掲載されている動画をユーザーが好きなタイミングで視聴する形式(オンデマンドセミナー)を採用しています。

受講の申し込みをすると、受講用のURLが発行され、申し込みから1ヶ月以内ならいつでも視聴可能です。

また、自社の都合の良いタイミングでセミナーを開始でき、研修終了後には理解度チェックが行われます

自社の理解度と集計結果がフィードバックとしてもらえるのは、大きなメリットです。

セミナー名 TOCベーシックコース
インストラクター
参加費用 30,000円/1名(期間限定価格)
※参加条件は10名以上
※10名未満の場合は要問い合わせ
会場 オンライン
開催予定日 自由
運営会社 株式会社ビーイングコンサルティング
公式サイト https://toc-consulting.jp/training/tocbasic/

TOCセミナーを受けるメリット

TOCセミナーを受けるメリットは、次の5点です。

  • 最新情報を得られる
  • 体験しながら学べる
  • 専門家に直接質問できる
  • 人脈ができる
  • 専門家の指導が受けられる

最新情報を得られる

1つ目のメリットは、セミナーに参加すると専門講師しか知らないような限定情報や最新情報を得られることです。

書籍やインターネットで得られる情報は常に最新の状態とは限りません。

セミナーであれば、講師の生身の体験や事例など、社内実践の参考となる情報が手に入る可能性があります。

体験しながら学べる

2つ目のメリットは、体験しながら学べることです。

セミナーや研修の内容によっては、ゲームやフィードバックを通して、体験しながらTOCについて深く学べるセミナーがあります。

講師の先導や受講者同士の話合いをする機会もあるため、楽しみながら理解できるでしょう。

専門家に直接質問できる

3つ目のメリットは、専門家に直接質問できることです。

書籍やインターネットで独学をしていると、疑問が湧いてもなかなか解消できません。

一方、セミナーでは講義に質疑応答の時間が設けられているケースがほとんどです。

専門家に直接質問できるため、より自社の課題に沿った回答を得られる可能性が高いでしょう。

人脈ができる

4つ目のメリットは、人脈ができることです。

オープンセミナーや複数の企業が参加するセミナーの場合、ディスカッションや質問の時間・休憩時間など、他社の参加者と話す機会があるため、新しい人間関係を築けます。

また、専門家と知り合いになるチャンスもあります。

セミナーでの縁をもとに取引関係へと発展したり、相談役として自社に貢献してくれたりと、さまざまな恩恵が生まれるでしょう。

専門家の指導が受けられる

5つ目のメリットは、専門家の指導が受けられることです。

従業員が忙しい合間を縫って担当しなければならない社内セミナーでは、セミナーにかける時間と内容に限界があります。

社外セミナーを利用すれば、専門的な内容を得られるうえに業務負担を軽減できます。

また、プロの講師なら専門知識だけでなく、分かりやすく人に伝えることも可能です。

TOCセミナーに参加すべき企業の特徴

TOCセミナーに参加すべき企業の特徴は、次の3点です。

  • 自社に取り入れたいが、従業員に広めることが難しい
  • プロジェクトにおける問題点がなかなか解消しない
  • 計画的にプロジェクトが進まない

ひとつでも該当していないか、チェックしてみましょう。

自社に取り入れたいが、従業員に広めるのが難しいと感じている

TOCの考え方を自社のプロジェクトに取り入れたいものの、チームメンバーに受け入れてもらえるか不安に感じているマネージャーの方も多いでしょう。

そのような場合に役立つのがTOCセミナーです。

上司からではなく、セミナー講師からの指導であれば、従業員が納得して取り組みやすくなります。

専門家である講師からの言葉のほうが重みがあり、内容に説得力が生まれるからです。

また、自社の問題点や改善方法に気付き、具体的にアドバイスが受けられるかもしれません。

従業員にTOCのメリットをより強く感じてもらったうえで、プロジェクトに取り掛かれるでしょう。

プロジェクトにおける問題点がなかなか解消しない

試行錯誤でプロジェクトにTOCを導入したものの、思うように問題が改善しないケースも珍しくありません。

その場合、TOCの理論がうまく適用できてない可能性が考えられます。

TOCセミナーで専門家に直接質問することで、不明瞭だったTOC理論が明瞭になるほか、適切に理論を反映して改善効果を得られるでしょう。

計画通りにプロジェクトが進まない

社内でタスク管理をしても計画通りにプロジェクトが進まないと感じる場合は、TOCセミナーの受講をおすすめします。

TOCは、業務の妨げになっている点(ボトルネック)を発見し、全行程の調整と最適化をすることです。

ボトルネックに合わせて各工程を最適化することで、スムーズな業務が可能となり、プロジェクトの遅延解消へとつながります。

TOCセミナーを受講すると、上記のようなTOCの知識を体系的に学べるでしょう。

結果としてボトルネックを発見し、生産性や業務効率を下げる原因に集中して取り組めるかもしれません。

また、TOCは何度も繰り返し改善する必要があるため、数日にわたって研修を受けられるようなスケジュールのものを選んでみても良いでしょう。

TOCセミナーを選ぶ際のポイント

TOCセミナーを選ぶ際は、次の3点を押さえておくと良いでしょう。

  • 自社の目的に合っているか
  • 主催者が信頼できるか
  • 予算内で受けられるものか

業務の合間を縫ってセミナーに参加したものの、「思ったものと違っていた」と後悔しないよう慎重に選ぶ必要があります。

自社の目的に合っているか

まずは、自社の目的に合っているかどうかが、重要なポイントのひとつです。

TOCセミナーは、基礎知識を得るためのものから、実践的な内容まで幅広い種類が存在します。

例えば、TOCの全体像を具体的に把握したいという目的があるなら、フィードバックが得られるものや体験して理解度を深められる、といった特徴を持ったセミナーを選ぶと良いでしょう。

セミナーの内容は、公式サイトに記載されているのが一般的です。

過去のセミナーの様子が見られるサイトもあるため、内容をよく確認してから申し込みましょう。

主催者が信頼できるか

主催者が信頼できるかどうか見極めることも重要です。

セミナーの開催実績がある企業や、専門知識や経験が豊富な講師が開催するセミナーを選ぶことがポイントとなります。

また、TOC専門に取り扱っている企業向けセミナーも存在します。

信頼できるセミナーを見つけるためには、インストラクターの書籍やSNSを確認する方法が効果的です。

ほかにも、セミナー名で検索して口コミや評判を調べる方法も活用できるでしょう

予算内で受けられるものか

TOCセミナーは、数日間にわたって開催されるものもあり、講師やセミナー内容によって大きく費用が異なります。

セミナー費用が高いものほど、カリキュラムの内容が豊富になっており日数も長くなる傾向があります。

そのため、本当にそのカリキュラムが自社に必要な内容であるかどうか見極めることが大切です。

例えば、すでにTOCの基礎理論を理解しているプロジェクトマネージャーが、基礎講座を受講しても得られるものは少なく、費用対効果が薄くなってしまいます。

上記のような問題を避けるためにも、参加者や企業のレベルに合ったセミナーを選び分けましょう。

まとめ:TOCセミナーを受けて自社の問題点に目を向けよう

 

今回ご紹介したセミナーの開催元はTOCを専門に取り扱っています。

座学だけではなく、実践を通じてTOCを学べるなど、その内容はさまざまです。

セミナーでは専門家に直接質問をしたり、参加者セミナー同士の交流で新たな人脈を作ったりすることも可能です。

セミナーを受講する際は、主催者の実績や経験を確認し、自社の目的や予算に合ったものを選びましょう。

当社ビーイングコンサルティングでは「TOCベーシックコース」という基礎セミナーを提供します。

TOCベーシックコースは、全3回に分かれており段階的にTOCについて学べます。

申し込みをすると専用のURLが送られ、自社の好きなタイミングでセミナーを受けることが可能です。

理解度チェックやフィードバックが受けれられることは、企業にとって大きなメリットになるでしょう。

興味のある方は、こちらのページをご覧ください。

【TOCベーシックコース】
https://toc-consulting.jp/training/tocbasic/