コンサルタント

荻原吉貴(おぎはら・よしたか)

プロフィール

2019年4月入社(2年目)。前職はプロジェクトのマネジメント職に5年間従事。マネジメントに対する理解を深めるためにコンサルタントを目指し、ビーイングコンサルティングに入社。現在は、TOC、及び、プロジェクトマネジメントのコンサルタントとして各企業のマネジメント変革支援に励む。

実はコンサルタントのイメージはマイナスだった

―入社前の「コンサルタント」へのイメージは何か持っていましたか?

前職では、プロジェクトのマネジメント職をしており、コンサルタントを受ける側の人間でした。

実は、その時はコンサルタントに対してあまり良い印象がなく…。というのも当時、プロジェクトマネジメントを専門とするコンサルタントに2名ほどご支援いただいたのですが、相性が悪かったのか、やり方がよくなかったのか、あまり成果にはつながらなかったんです。

―そこからなぜビーイングコンサルティングへの入社を決めたのでしょうか?

プロジェクトマネジメントとしての次のステップを考えたとき、「コンサルタントを目指すのか」と「組織での管理を目指すのか」に分岐するなと思ったんです。そんなことを考えているタイミングでたまたまご縁があり、「今まで自分が正しいと思って行っていたアプローチと全く違う、CCPMのアプローチに衝撃をうけ、もっと多くの人に伝えたい」という考えと自分自身のキャリアアップのためにもビーイングコンサルティングへの入社を決めました。

また入社前、コンサルタントにマイナスイメージを持ってはいたのですが、プロジェクトマネジメントという職業に理解を深めるためには「コンサルタントという業種もいいな」と心の片隅で思っている自分もいたんです。その気持ちも入社への後押しとなりました。

入社をきっかけに知ったTOC

―TOCは知っていましたか?

入社するときに初めて聞きました。面接したときにちらっとだけ言葉を調べたぐらい(笑)。そんな状態でしたが2ヶ月の研修期間に、みっちりとTOCの考え方を教えてもらいました。研修内容は本を読んで勉強するのではなく、メインは考え方の練習です。

オブザーバーの人と一緒に、様々なケースを例に出して「どうすればいいだろう」をひたすら話しました。TOCの考え方はシンプルなので、その企業の業務内容や社風を考慮してどのように落とし込むかが重要。実際にお客さんと話す中で、どのように落とし込むのが最適なのかを考えながら様々なパターンを想定しました。

私はマンツーマンでやらせていただいたので頑張ることができましたし、研修を通してTOCへの理解を深めることもできました。

―研修後から現在にかけてはどのような仕事をしているのでしょうか?

プロジェクトの管理、運営を担う管理者の方々を対象に、マネジメントのポイントを伝える仕事についています。

会社にお伺いして先輩コンサルタントとともにアドバイスさせています。プロジェクト管理は人とのコミュニケーションが大切なので、人に物事を伝えるときに気をつけることなど、管理者自身では気づきづらいことを助言しています。

―入社してよかったなと思う部分を教えて下さい。

価値観を変えるという新しい発見をできたことです。日本企業の多くは、何かを大きく変えるということがやりづらいのが現状。私もプロジェクト管理をしているときは、変化を恐れていた側の人間でした。

でもリソースに手を入れるのではなく、働いている人の意識や価値観を変えることは、一人ひとりの考え方でできること。だからこそTOCはマネジメントにおける新しい可能性だと思っています。

広くTOCの考え方を受け入れてもらうために

―最後に、これから荻原さんの目指すキャリアについて教えて下さい。

直近の目標は、今はジュニアというコンサルタント補佐なので、早く一人前のコンサルタントになりたいですね。今後の大きな目標ですと、日本のプロジェクト管理がよりよくなる仕組みを作っていきたいです。

弊社ではTOCをプロジェクトに特化して落とし込んだ「CCPM」というものがあります。しかしTOCと同様、CCPMもまだまだ浸透していない言葉です。日本の企業にも広く受け入れてもらえるように、前職でのプロジェクトマネジメントを資格を生かしたコンサルティングをしていきたいです。そして一般的に企業で使われているプロジェクト管理手法などを組み合わせて多くの人に受け入れてもらえるよう模索していきたいです。