メリークリスマス

メリークリスマス!
この原稿が掲載されるのがちょうどクリスマス時期ということで、少しそれにちなんだところから今回は始めてみましょう。

 

 

 

 

 

 

クリスマスの街を彩るのに欠かせないこのポインセチア、とってもキレイですよね。
ところでこのポインセチア、何色に見えますか?何を馬鹿な事を、赤色に決まっている!と多くの方は思われますよね。でも本当にそうでしょうか?私たちは自分の目などの感覚器官を使って収集した情報に対して脳で意味付けを行います。人によって身体の構成は先天的、後天的に異なりますから、私が感じる赤色と皆さんが感じる赤色とは、本当はイコールではないかもしれません。大抵の場合はコミュニケーションに支障がでない範囲でお互いに許容できるから問題にならない、あるいは最初から「(本当は違うのに)きっと同じだよね」という希望的観測に立っているというのが実際のところではないでしょうか?ところが組織を変化させるというテーマの場合、とたんにこの希望的観測では壁にぶつかることがあります。今回はそんな壁(抵抗)のお話です。

さまざまな組織の方にお話を伺うと、その組織固有の用語や言い回しに出会います。我々は良くも悪くもお客様の組織外の人間なので、フムフムとその組織での言葉の使い方を学ぶところから始めます。ところが、その組織の内部の方ですら、部署や役職によって同じ言葉なのに違う認識をしていたということに途中でお気づきになることがしばしばあります。せっかく途中まで変革のプロジェクトが進んでいたのに、もう一回立ち戻って、ということも生じます。ここでも「きっと同じだよね」があるわけです。

「TOC思考プロセス」では、組織(人間)が変化するときに遭遇する心理的抵抗を「抵抗の6階層」とよんで以下のようにまとめています。
1. 問題の存在に合意しない
2. ソリューションの方向性に合意しない
3. ソリューションが問題を解決できると思わない
4. ソリューションを実行するとマイナスの影響が生じる
5. ソリューションの実行を妨げる障害がある
6. その結果起こる未知のことへの恐怖

みなさんの組織でも思い当たるところはないでしょうか?この「抵抗の6階層」を乗り越える前提として必要なのが「きっと同じだよね」と決め込まないということです。自分の部署にとっては「問題だと思えない」ということも、他の部署にとっては「問題」であるということは多いにありえます。

「きっと同じだよね」を疑って、経営と現場、自分の部署と他の部署とが同じ土俵に乗ることが組織変革の必要条件の一つではないでしょうか。今回は「抵抗の6階層」に入る前提に目をむけてみました。「抵抗の6階層」の個別のテーマについては別の機会にご紹介したいと思います。

コンサルタント 中井博胤

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