競合他社が容易に真似できない競争力とは?

突然ですが、皆様の会社は、競合他社に対して決定的な競争力をお持ちだと思われますか?

この質問に対して、「他社に比べ価格はそれなりに安いよ。」とか、「品質だけはどこにも負けない自信がある。」とか、「○○という機能は特許で守られていて、当社独自のもの。」などといった声が聞こえてきそうです。

ただ、似たようなことは、競合他社も言っているのではないでしょうか?
そうだとすると、“決定的”とまでは言えませんね。

他社が比較的容易に真似できる優位性は、ここでは競争優位性と呼ぶことにします。競争優位性は、数カ月から1、2年の間は競合に対して優位性があったものの、その後、真似をされ優位性が失われたり、より良い機能を追加され、むしろ今度は劣位になったりという類のものです。

 

<大きなリスクを冒すことなく、今ある製品やサービスでも決定的競争力を持てる。>

“決定的”とは、競合他社が容易に真似できないという意味だと定義すればいかがでしょうか。

この質問には「そのようなものがあればいいが、持ってはいない。」という声が聞こえてきそうです。
実際のところ、大手企業であってもほとんどの企業は、決定的な競争力を持ち合わせているとは言えません。

汎用品(コモディティ)とはそういうものだと、端から決定的な競争力を持つなど幻想にすぎないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
果たして汎用品を扱っている企業が、決定的な競争力を持つことは難しいのでしょうか。

そんなことは決してありません。

かといって、簡単なことだとは申し上げるつもりもありません。

弊社が提供しているコンサルティングサービスは、言い方を換えれば、競合他社が容易に真似できない決定的競争力を数カ月という単位でいち早く構築することです。

誤解のないように申し上げますと、決定的競争力の構築は、決して、画期的な新製品を作り上げてからのものではないということです。
今ある製品やサービスをベースに決定的競争力を構築していきます。

そのため、最初に大きな設備投資やリソースの追加投入なども必要としません。
巨額の投資をして、決定的な競争力を獲得することも可能でしょうが、大きなリスクが伴うことは、できれば避けたいですよね。

よく、人間は持っている能力を使いきっていないと言われていますが、私は、これは企業にも当てはまる話だと思っています。
企業の場合は、開発、製造、営業の間といった組織の壁や、経営層、中間管理職、現場の間の階層の壁、あるいは、サプライチェーン上の企業間の壁により、持てる能力を十分に発揮できていないように見えます。

自分たちに元来備わっていた能力を使い、しかも、かなりの短期間で決定的競争力の構築が可能なのであれば、少なくともトライしてみる価値はあると思うのですが、皆様いかがでしょうか。

決定的競争力については、次号で、もう少し掘り下げてみたいと思います。

シニア・コンサルタント
工藤 崇

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